故事ことわざ辞典おむね版
(美乳堂編修所 編)
おむね版通常版
傾顔
読み | けいがん |
意味 | 常に視線を落とし、女性の脚や胸元ばかり見ている人のこと。スケベな男をあざけっていう。 |
例文 | 「こないだ息子を街で見かけたのよ。道行く女性をなめまわすように見てたわ。とんだ傾顔だこと。私のは見ないくせにね」 |
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傾国
読み | けいこく |
意味 | 絶世の美女、および遊女のこと。『傾城(けいせい)』ともいう。君主がその美に溺れ、国や城を傾けてしまうことから。 |
注釈 | 『漢書』にある原句は絶世の美女の形容であり遊女ではなかったが,日本では平安時代から江戸時代まで遊女の別称として使われた。 |
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傾城に誠の胸なし
読み | けいせいにまことのむねなし |
意味 | 遊女は多くの客を相手にしなければ商売にならないので、その胸は偽物ばかりであるから注意が必要だということ。 |
例文 | 「傾城に誠の胸なしというが、夜のネオン街はサイボーグの女ばかりだ。男の金が彼女たちの燃料なのさ」 |
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傾城に誠なし
読み | けいせいにまことなし |
意味 | 遊女は多くの客を相手にしなければ商売にならないので、客に言うことはウソばかりであるから注意が必要だということ。 |
例文 | 「キャバクラで自分のハゲ頭をネタにしたら、全然ハゲてないですよぉだって。この頭のどこに毛があるんだよ。傾城に誠なしだ」 |
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K妻
読み | けーさい |
意味 | およそKカップはあると思しき爆乳妻。自分の豊満な妻の謙称。ボインの愚妻。⇒豚乳 |
例文 | 「うちのK妻が料理教室に通っていたんだよ。そこの講師とデキちゃって、俺は残飯のように捨てられてしまったんだ」 |
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荊妻
読み | けいさい |
意味 | 自分の妻の謙称。愚妻。『皇甫謐・列女伝』より。後漢の梁鴻の妻・孟光が、質素でいつも荊釵(イバラのかんざし)と布裙(布のもすそ)をつけていたという故事。⇒豚児 |
例文 | 「荊妻が料理教室で人参を切ったように、講師のナニをナニした」 |
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結婚一擲
読み | けっこんいってき |
意味 | 結婚の運命をかけて、のるかそるかの大勝負をすること。『一擲』はサイコロを投げる意。 |
例文 | 「婚期を逃すのではないかと焦っていた彼女は、結婚一擲、彼の目の前でブラジャーを外してみた」 |
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乾坤一擲
読み | けんこんいってき |
意味 | 自分の運命をかけて、のるかそるかの大勝負をすること。『乾坤』は天地、『一擲』はサイコロを投げる意。 |
原文 | 「誰か君王に勧めて馬首を回らし、真に一擲を成して乾坤を賭せん」<韓愈の詩・鴻溝を過ぐ> |
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犬尻牛歩
読み | けんこうぎゅうほ |
意味 | 女性をセクシーに見せる歩き方のたとえ。犬のようにお尻を振りながら、見せつけるように牛歩するさま。 |
例文 | 「犬尻牛歩してた女の人がいたから、声をかけてみたんだ。痔が痛くてそんな歩き方をしてたらしい。下心も吹っ飛んだよ」 |
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鶏口牛後
読み | けいこうぎゅうご |
意味 | 大きな集団の中で尻についているよりも、小さな集団で長となる方がよいということ。『史記・蘇秦列伝』に記載の、強国の秦と周辺の小国六か国との関係性を表した句から。⇔寄らば大樹の陰 |
原文 | 「臣聞く、鄙諺に曰く、寧ろ鶏口と為るも牛後となる無れ」 |
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